幸せになる勇気
だいぶ期間が空いてしまった。
自分の中で明確な思考を言葉にするための訓練として、また毎日コツコツとブログのアウトプットを続けていきたい。
やり続けていく中で見えてくるものが大事だと思うから。
一昨日、嫌われる勇気の続きに当たる「幸せになる勇気」を読んだ。
嫌われる勇気は2年前に何回も繰り返して読むほど感銘を受けた著作だったので、それの続きが出るということはなんだか流行りにのって出してみました感が否めなくてなかなか手を出すことができなかった。どうせ、同じことの繰り返しだろうし。
結論から言うと、読んで本当によかった。
時期が良かったんだと思う。
アドラーの考え方を学んでから期間が長期的に空いたという状況だったのが幸いして、本の中の青年と同様に理解した上でどう実践すべきかを考えながら読み進めることができて大変有意義な時間を過ごすことができた。
アドラーの思想はとてもシンプル。
一番の困難は実践し続けること。
これは思想を知っているから偉いとかではなく、哲学的にそれらを語ることが意味があるわけではなく、実践していくことで実現させなくてはいけないこと。
全ての学問においてもこれは言えることかもしれないけれど、特にアドラーはシンプルな考えであるのに対してやることはなぜかとても難しい。
なんというか、今やらなくてもいいんじゃない?と思ってしまう。
本の中の言葉で言うならば、可能性に逃げて勇気を出すことができていない。
勇気。
幸せになるとは、自分を信頼して、他者に貢献すること。
貢献感を持つこと。
なんだか昔の宗教や哲学から言われていること。
だけど、それが真理なんだと思う。
小難しい理論などをこねくり回して真理を追い求めても、実は答えは目の前の小さな石だった利するものなんだろうね。
シンプルであることを認める勇気、そしてそれを実践すると覚悟すること。
小さなことだけど、大きな意味を持つことを大切にできる人間でありたい。
そう思うことができるいい本だと思う。